WEBライターとして仕事を受ける際に気をつけたいものとして、「トンマナ」というものがあります。ブログでは自分流に書けば問題ありませんが、依頼受けてライティングする場合は相手の意図に沿ったものを作らなければいけません。継続的に仕事をしていく中で大事なポイントですので、ぜひ参考にしてください。
文章のテイストを決めるトンマナ
誤字脱字を気にすることも大事なのですが、実はトンマナを守ることはWEBライターに求められる要素です。では、トンマナとはどういったことでしょうか。
トンマナとは?なぜ意識しないといけないのか
トンマナは「トーン&マナー」の略で、広告やデザイン業界などでよく使われている言葉です。
トーン = 調子
マナー = 様式、行儀
上記の意味から、「表現の一貫性や統一感」といった意味で言われます。
たとえば、ウェブサイトのデザインでトップページはポップな色合いだったが、商品説明のページに行くと急に暗いシックなページに変わってしまったらどうでしょう?またフォントなども丸文字から急にゴシック体に変わるとどうでしょう?なんとなくおかしいですよね。まるで別のサイトに来てしまったような・・・
ですからトンマナを守るのは大事なことです。文章でも同じことが言え、かしこまった書き方、親近感の沸く書き方でその文章、しいては紹介している内容の印象が変わってきます。
気をつけたいライティングにおけるトンマナのポイント
ライティングを行っていく点ではどのように気をつけたらよいのか、具体的に紹介します。
文体
語尾を「です・ます」にするのか「である・だ」とするだけでも、文章の印象は決まってきます。ほとんどの場合は、です・ます調で書いてくださいと言われることが多いと思いますが、執筆の際は必ず依頼主に確認しておきたいところです。
また自分が書く際にも、意外に混在することがあるので注意してください。特に「~であるので、~です。」といった文章がよく見られます。
表記
単語は漢字、カタカナ、ひらがなと表記を統一しましょう。たとえば下記のように変更するとイメージが変わってきます。
「丁寧」 → 「ていねい」
「下さい」 → 「ください」
「綺麗」 → 「キレイ」
表記の場合は、依頼者によってルールが決められていることが多いので「表記ルールはありますか?」などと先に聞いておくと進めやすいです。
また、PCの変換に任せていると普段書かないような漢字も出てきますので、難しい漢字などはひらがなにするなど自分でルールを決めておくのもひとつです。
文章のテイスト
硬い印象の文章か親近感のあるやわらかい文章にするのかで、書き方が変わってきます。もちろんはじめに依頼者に聞いておくことも大切です。事例としては、下記のような文章です。
「ぜひ、参考にしていただけると幸いです。」 「ぜひ、参考にしてみてくださいね。」
同じ内容でも言葉の使い方で、受け取り方やイメージがずいぶん違うと思います。「~でしょうか」といった語尾も執筆する内容によって、使用しないでほしいと希望されることもあるので注意しましょう。
まとめ
文章のイメージを統一するために、トンマナは大事ということを紹介しました。依頼者によっては、意外にこのあたりのルールを決めずにライターさんに任せてしまう方もいるようです。あとで手直しするのも大変ですので、どのような文章でターゲットはどんな人なのか、どういう書き方をすると伝わりやすいのかをしっかりと打ち合わせたうえで仕事を進めてみてください。