WEBライターははじめようと思えば、特に資格も必要ないし年齢制限もないので誰でもはじめられます。しかし、不安なことも多いですしわからないことやどう進めるのがいいかなど、インターネットで調べながらおこなっている方も多いのではないでしょうか。
インターネットで調べるのはもちろんですが、実際に本なども読んだほうがいいのかと悩まれている方もいるのでは?今回は、WEBライターになるために本を読むことは必要なのか、について書いてみました。
読書というより文章を読むことに慣れよう
WEBライターをはじめようと思ったときに事前に本を読むほうがいいのかについて、私の個人的な意見としては、特にこだわりません。ただし、活字は好きなほうがいいといったところでしょうか。
なにせWEBライターをはじめようと思えば、誰でもできるし勤務地も選ばない、パソコンが使えて通信環境が整っていれば良しです。最初はクラウドワークスやランサーズといったソーシャルワークが紹介されているところから、仕事を探せばやれます。
ただディレクターの立場からすると案件によっては、本が好きで読んでいてくれたほうがいい仕事をしてもらえたということが多かったです。
作成する記事の種類
記事を作る仕事の中には、代表的なものとして以下のようなものがあります。
- ブログ的な記事
- 根拠に基づくまとめ記事
- リライト記事
どういった内容が好まれるのか少し詳しく書いていきます。
ブログ的な記事
今読んでいただいているような私的な思いを書いてある記事です。自分の経験や事実に基づいて書けばいいので、誰でもすぐに取り組みやすいかと思います。
依頼主さんによっては、いろいろ制約はあるかもしれませんが、比較的執筆ルールもゆるく自分の思いが入っていればわりとOKとなることも多いです。
このような記事の場合は、自分の言葉を文章化できればいいので特に読書量が必要というのは気にしていません。
根拠に基づくまとめ記事
インターネット上の内容やもととなる資料を参考にしながら、読みやすくまとめる記事です。
たとえば美容や健康にまつわる記事で、ある方法を広く世の中に知ってもらいたいという依頼の記事があったとします。この場合自分の考察だけで記事を作ってしまうとウソになってしまい、読む人に誤解を与えてしまう可能性があるので依頼主から嫌がられます。
資料や参照元は正確に読み解き、かつ自分の言葉に置き換えて読む人にわかりやすく発信しなければなりません。
こう書くと難しく考えがちなのですが、要点はなにか、依頼主は何を発信したいのかをしっかりと頭に入れておく必要があります。
もちろん最終的な結論については、依頼主さんとコミュニケーションをとって把握するのが早いですが、参考とする内容に何が書いてあるのか読み取れないと困ってしまうのです。
そういった面では、本に親しんでいるライターさんの方が取り組みやすかったりします。もちろん、WEBライターとして経験を積んでいて、執筆ルールさえ理解できればなんでもない記事です。
リライト記事
過去の記事や参考となる記事を要約したり言い換えたりして、新しく別の記事として作成します。
ポータルサイト系に多いのですが、何年も経つと記事に書いてある内容が現状に合っていない場合、ときどきこういった依頼が出てきます。また、まとめサイトを作る際にも元の参照サイトを要約して現状と照らし合わせながら、リライトすることが多いです。
このような記事の場合も、書いてある内容を読者が誤解しないように言い換える必要があるため、ボキャブラリーが多いライターさんだと助かります。
それぞれの記事の特徴を見ると本を読んでいなくても、依頼主から言われた執筆ルールさえ頭にあればできそうです。しかしあくまで経験を積んでいないとブログ的な記事以外は、なかなかハードルが高いのではないでしょうか。
経験値は本から稼ぐのも手段のひとつ
WEBライターとして経験を積みたくても、初心者はなかなか採用されないという壁にもあたっているかと思います。あっても単価の安い仕事ばかり。その経験を取得する近道が読書だと私は思っています。
ビジネス書が絶対というわけでもなく、ジャンルは特に問いません。推理小説なんかでもまったくOK。推理小説は文字だけで表現されていて、その場面がイメージできないとつまらないものになってしまいます。
「わかりやすい表現」を取得するにはこういった推理小説やメジャーどころの小説などがいいし、なにより自分も読みやすいのではないでしょうか。
要点の読み取りももちろん経験から身についていくのですが、経験が浅いときは本からその方法を得ることもできます。
小学校の頃の読書感想文ではないですが、たとえば読んだ本の要約や感想をブログなどに書いておけば、仕事に応募するときに自分の実績として紹介できるのではないでしょうか。
まとめ
WEBライターをめざすときに本を読まなければいけないという使命感にかられてしまうと、慣れない人はかなり重たく感じてしまいます。読んでおいて損はない程度ですが、スキル不足を感じるのであれば仕事を待たずして手っ取り早く経験を稼げると思います。ジャンルはどんなものであれ、読みたいものを読みつつチャレンジしてみてください。